BASARA MAINZ代表 山下さんに会って来た!!
ということで、、、
題名の通り、BASARA MAINZ (バサラマインツ) の代表兼監督を務める、山下 喬さんにお会いして来ました!!!
簡単なBASARA MAINZのご紹介をさせて頂くと、バサラマインツは先ほどご紹介した山下 喬さんと日本代表の岡崎 慎司選手が共同代表として設立した、ドイツ7部に所属するサッカーチームです。
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FC BASARA MAINZ : ドイツ8部リーグで優勝/昇格を目指すチームFC BASARA MAINZ[バサラマインツ]の公式Webサイト
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今回は山下さんの貴重なお時間を割いて頂いて、BASARA MAINZの事や、ご自身が過去に独1部のマインツでコーチをした経験を聞かせて頂きました。
ここではその中で特に自分にとって新たな発見だった、ドイツの育成環境を中心に記します。
山下さん自身はかつて岡崎選手や武藤選手が所属したマインツのセカンドチームで選手としてのキャリアを築き、その引退後にアンダー世代のコーチとして活動していたそうです。
その中でも、山下さんが当時最も驚いたとおっしゃったのが、U12の選手の中で次のU15カテゴリーにそのままエレベーター式に上がれる選手が1割以下であった事でした。
じゃあ一体、その次カテゴリーにはどんな選手がいるのかというと、そこには各地の散らばったスカウトが見つけて来た田舎のチームのエースやキャプテンがマインツのユースに引き抜かれて来るというのです。
山下さんはこの経験から育成年代の選手の成長に大きく影響するのは、コーチの質や指導法などに加えて、「その選手のサッカー環境」なのではとおっしゃっていました。
これは、アンダー世代の育成においてはコーチの質や指導法もさることながら、その選手が所属チームでどれだけ重要な役割を背負って、多くの試合に出る事が出来たか、が重要であるという事です。
実際に山下さんがコーチだった際に、次のカテゴリーに上がれないと山下さんが告げた選手がいたそうですが、その選手はマインツを退団後2部のクラブのユースカテゴリーに移籍して、チームの中心選手となります。
その選手は、現在、年代別の代表に選ばれているそうです。
日本で選手のサッカー環境というのを考えたとき、どうしても簡単にチームを変えることの出来ないシステムが存在しています。
日本の部活動に所属すれば、基本的に3・3・4年で同じチームにいる必要があります。特に強豪校となればその選手層は厚く、トップチームで試合に出れるのは一握りの選手だけです。ポテンシャルを持った選手が長い間、試合に出られない事が多々あるのではないでしょうか。
私はもう部活動のシステムを根本から変えることは出来ないと思っていますし、部活動生活が選手たちに与える人間的な成長はとても素晴らしいものであり、部活動反対だ!とも思っていません。
ただ、
その選手にとって適当な環境、重要な役割、そこから生まれる責任の中で選手は成長出来る。
という事を念頭に置けば、少しでも多くの選手が自分が必要とされるピッチに行くべきではないでしょうか。
才能のある選手たちがベンチから出て、ピッチで生き生きとプレーできるような環境作りが必要です。
とすれば、部活動で簡単にチームを変えることの出来ない現状、クラブチームなどでは簡単にチームを変える事ができるのでしょうか?
これもまた調べていきたいと思います。
今回は、自分では体験することの出来ない話を聞く事ができました。
一大学生のためにお時間を取ってくださった山下さん、本当にありがとうございました。
アトレティコ対レアル UEFAスーパーカップ マッチレポート②
今更かという感じですが、アトレティコとレアルのスーパーカップのマッチレポを行います。カゼミロがいじめられてました。
結果は、90分で2-2、延長戦で4-2でアトレティコの勝ちでした。クリロナがいなかったからどうこうというような試合内容ではなかったと思います。ただ、ベイルにクリロナの役割は不可能だなとも思いました。あれを真似できる人はいないんですね。
レアルは 4-3-3、アトレティコは4-4-2です。
両クラブのビルドアップの仕方から見ていきましょう。
レアルのビルドアップ
ボールを回すのは、CB二人とボランチです。今回のW杯でもよく見られたんですけど、クロースは下がって3バックの左みたいな位置どりをします。
前からはめたいアトレティコは両トップがカゼミロへのパスコースを遮断しながらCBに、下がるクロースにはロドリがついていきます。その結果生まれるのが上図のベイルのいる位置です。そこにカバーしに行くと生まれるのがイスコのスペース。
こうやって時間とスペースを作りますが、やはり中央は固く、崩せません。
アトレティコの守備
アトレティコは基本前からはめに行くときはマンマーク。撤退守備の時は4-4のブロックでゾーンディフェンスを保って、冷静に攻撃を跳ね返していました。ただ、ベイルの個の力で上がったクロスをベンゼマが決めて、早々に得ていたリードがなくなってしまいます。
アトレティコのビルドアップ
前半はなんか、よくわかんなかったです。笑
そもそも、前半にしっかりビルドアップしようと思っていたのか疑問です。どこで奪っても基本、コスタに当てて、そこから短いパスをテンポよく回して崩していました。ゴールまでの最短距離を目指してシンプルに素早くプレーして、ゴールに迫っていた感じです。そんで取られたら、速攻でプレスをかけて奪う。いつものアトレティコらしい攻撃です。
こんな感じで前半は、1-1で終了。
後半になると、アトレティコはしっかりビルドアップをしてくるようになります。
ここで狙われたのがカゼミロの周辺のスペース。
アトレティコはCBとボランチの4人でしっかりボールを回して、ビルドアップを試みます。レアルにとっては3-4の数的不利な状況です。ここで、クロースと後半から入ったモドリッチが前に出て空いたスペースに入ってくるのが、左サイドのレマルです。レマルはこのスペースで何度もボールを受けて、チャンスを作ります。
基本レアルは「任せた、カゼミロ」ディフェンスをするので、ここはカゼミロがカバーするはずなのですが、後半から入ったコレアがカゼミロの周りをちょろちょろ動き回ることで、レマルのスペースの創出を助けます。
何度もチャンスがあったのですが、追加点はレアル。
ファルファンがコーナーを手に当てて、PKをラモスに決められます。
レアルは2点目以降プレスの位置を下げて、中央のスペースを無くしますが、アトレティコはどんどん縦パスを入れていきます。
守備に奔走したカゼミロは後半途中でダウン、交代を余儀なくされます。アトレティコの追加点が入ったのはその直後です。右から崩してまたコスタです。本当にカゼミロが可哀想。
このアトレティコが少しせめて、レアルがカウンターみたいな構図が続きながら90分は終了します。ロペテギさんがカゼミロに変えて入れた選手はなんのためだったのか未だに疑問です。
そして、延長はボール保持して攻めるレアルとカウンターを狙うアトレティコという構図になりました。しかし、レアルは決定機を作れません。基本的にこの試合でレアルがアトレティコを綺麗に崩したシーンはなかったのではないでしょうか。
カウンターの中からサウールの見事なボレーシュートとコケのシュートが決まって、結果は4-2。アトレティコの完勝です。
感想
レアルは守備が脆いなー、と思いました。特に先制点を決められた後、相手がしっかりポゼッションしてくるとかなりやられそうだなと思います。どーせ、どこかのタイミングでカンテを取りに来ると思うのですが、それは是非、カンテには拒否していただきたいと思います。
アトレティコは本当にシンプルでした。サッカーはゴールに点を入れればかつスポーツであると、試合を通して伝えてくれてるように感じます。縦に早く、ボール回しもシンプルに。このテンションをできるだけ続けながら、リーガをとってほしいです。
なんで、延長があるとわかっててこの試合を選んだのか、、、
めちゃ疲れました。
「日本らしいフットボール」って何ですか
2017年4月9日、ハリルホジッチ監督が突然解任されました。
私がそのニュースを読んだのは、ドルトムント対シュトットガルトの試合を見た後の帰りの列車の中で、興奮状態だった体が一気に冷え切ったのを覚えています。
解任理由として挙げた選手とのコミュニケーション不足があったかどうか知りませんが、本当に壊滅的なまでのチーム状態であったのならば、W杯予選が突破できたとは思いません。
また、ハリルホジッチは解任通告を受けた数日後の「Goal」の独占取材に対し、「全てが金とビジネスによってひっくり返ってしまった」と言いました。
本当にそうなのであれば、ただただ悲しいです。
私は「サッカーは紳士のスポーツ」だと言われてサッカーをしてきました。今でもサッカーによって自分の性格が形成されて、人間的に成長できたと思っています。そのような素晴らしいスポーツを日本で普及させ、盛り上げようとする組織のトップが反スポーツマンシップ的な振る舞いをした事は何か裏切られた気分で、本当にその方々が日本のサッカーを強くしたいと思っているのか疑いたくなります。
新監督には技術委員長であった、西野朗さんが就任されました。
私が気になったのはその監督就任会見で西野新監督がおっしゃった、「構築してきた日本のフットボール」という言葉です。
構築してきた日本のフットボールって何でしょうか?
恐らくそれが指し示すのが、「技術力を生かしたポゼッションサッカー」だと思います。それであれば、育成年代でポゼッションサッカーを成立させるスキルを身につけるための練習が一貫して行われてきたでしょうか。
日本の育成年代では部活動とクラブでの練習も一貫したものでなく、現状プレースタイルを一貫する基盤もないのではないでしょうか。
加えて、このポゼッションサッカーは体格的なディスアドバンテージから逃げるためであるように思われ、ゴール奪うためのポゼッションではないような気がします。ゴールを奪うためにはどうしたって縦パスを通して、デュエルで勝つ事が必要であり、同様に奪われない体の使い方やフィジカルも必要です。
本大会で西野監督が披露する日本のフットボールがワクワクするフットボールであることを願うばかりです。
自分も「日本なりのサッカーの盛り上げ方」のヒントを見つけるために、サッカー先進国のドイツに来ました。ただ、ブンデスリーガの模倣をするだけでJリーグで同じような成果が出る事はないと分かってはいましたが、余りにも二カ国間のエンターテイメント環境の差の大きさとそれが国民の行動に与える影響力が大きくて驚いています。土台が違うために、日本サッカーが目指すべきものは、ドイツサッカーと違う事は当然で、具体的な答えは見えないが試行錯誤するしかないと考えています。
「らしさ」を追い求めるという事は、根拠のない理想を追い求める事ではなくて、現実(データ)を見て最も結果が残せる冷静な判断を続ける事、というのはこっちに来てから言語化できたものです。
同様に日本のフットボールもどこぞの代表チームの模倣ではなく、現実と向き合った「らしさ」の片鱗が見えるものであってほしいなと思います。
あ〜〜〜、W杯楽しみですね。笑
ドルトムントVSフランクフルト マッチレポート①
チーム状況
ブンデスリーガ第26節、ドルトムント対フランンクフルトのマッチレポートを書きました。互いに勝ち点42で並ぶ両チーム、ここで勝ちきりたい所です。
ドルトムントはずっと先発だった、バチュアイが今節はベンチスタート。これが吉と出るか凶と出るか、、
フランクフルトのビルドアップ
前半は基本的にボアテングが下がって、長谷部とボアテングコンビ+3バックで繰り返される。これを狙ってやってるのかは不明。ボアテングはただただボールが触りたくて下がってきている印象でした。ただ、そこからどこに当てて作ろうとしてるのかは分からず。守備時にドルトムントのサイドが前に張ってるために、5バックにならざるを得ない状況。そこから、4番に当てて時間をかけようとしたのだろうが、ポストが出来ず。前半はラッキーコーナーで一点に終始した。
後半の前半はフランクフルトが突然押し込み始める。そのほとんどは右サイドからであった。
その立役者になったのが、ボルフのサイドに流れる動きである。ドルトムントのサイドに引っ張られすぎずに、24番が上がり始めると、シュメルツァーが対応する。そのシュメルツァーの裏を取るのがボルフである。カストロがカバーに動くが、そこから生まれるコーナーキック祭り。その押し込む展開から獲得したセットプレーから交代選手が得点。あ、4番変わってたのね。笑
もう一つの特異な動きが後半から入ったデグズマンが長谷部と同じ位置まで降りて、空いたスペースにボアテングが下がる動きである。ボアテングの体の強さを生かしたポストプレーで何度かチャンスを演出した。ボアテングがただボールが欲しくて下がってきただけで狙ってやったのかはまたも不明。ただ絶対にボアテングはFWの方がいい気がした。
右と真ん中で形は作っていたが、左サイドでも攻めの形をという事で、チャンドラーを下げて、7番を投入した。ただ、結局は右サイド。ボルフのポジションチェンジから生み出されたチャンスを交代で入った7番が決めた。
ドルトムントのビルドアップ
基本的に真ん中4人とSB1人で作ってる印象であった。ただ、後ろから作ろうというよりかは縦に大きく当てて、中盤のボールの奪い合いに勝とうみたいな感じであった。
サイドが上がって相手のWBを無効化する事に成功した前半だった。1点目のショートカウンターでプリシッチのクロスからオウンゴールを生み出した事で、その怖さ印象付ける。
後半はボルフに苦しめられる。ダフートがバイグルに交代したけど、真ん中に人多すぎ問題でサイドハーフに当てるしか無くなる。真ん中にゴリゴリのCB3人を揃えるフランクフルトは簡単な浮き玉には負けず、攻めきれない展開が続く。そんな中、一点返される。
やばい、、このままだと、、ムードの中。ドルトムントの新人フィジカルモンスターが牙を剥いた。中央突破が全く成功していなかったドルトムントだが、バイグルが久々に中央に入ったプリシッチに縦パスを入れる。そのプリシッチとのパス交換から、ミヒー・バチュアイが沈めた。真ん中から崩す手段として、サイドハーフが中に絞って、ボランチの縦パスを受ける、をとったが、これにフランクフルトのWBが沈黙。中央で数的同数を作ったドルトムントの狙い通りの一点だ。
最後に3点目であるがこれはもう、バチュアイシュート上手いねって感じです。後、フランクフルトの右WBは疲れたんかなって感じです。
まとめ
そんな訳で、3-2でドルトムントの勝利。相手の戦略にリアクションするのではなく、自分たちでアクションをとり続けた事でこのような結果になった。こういう試合の方が見てて面白い。ボルフって初めて知ったけど、上手いなーと思いました。後、ボアテングはFWがいいと思う。
次は図も用意しますね。
世界を見据えるJリーグ
こんちは。
今日は、日本サッカーのグローバル化についてお話しさせて頂きたいです。
自分とよく連絡を取って下さっているJリーグ職員の方がいらっしゃるんですが、その方がメールのやり取りの中でこんな事をおっしゃっていました。
私「日本サッカーの課題はなんだと思われますか、、、?」という半端なくざっくりした問いに対し、、、
職員の方「課題は様々だけど内向き思考なところが日本サッカーの課題かな。指導者やスタッフレベルが海外で活躍してる人数が全然少ないなと、、」
確かに。言われてみれば、という感じです。一時期、岡田武史前日本代表監督が中国で指揮を取っていましたが、それ以来、プロクラスで指導をしているのは聞かないですね、、(どなたかいらっしゃればお聞きしたいです!)
これの原因ってなんでしょうね。言語の壁以上に大きな問題があるような気がします。また、調べてみて記事にします。
けど!
Jリーグに来る外国人選手って視点でグローバル化を捉えたら、開幕当初は海外のスター選手がゴロゴロ来てたんですよね、、私は微塵も覚えてないし、今のJリーグからは想像もできませんが、、、
Jリーグがこんな短いスピードで成長しているのも、初めのスタートダッシュでスター選手達を呼んだ影響は大きいと思います。特に、日本人ってその人が何をしていて、なんで有名なのかよりも、「海外のスター」みたいなラベルに大騒ぎする傾向がありますし(笑)
Jリーグの競技レベルを上げるためにも私は海外のスター選手をJリーグに呼ぶべきだと思ってます。戦力的なレベルアップとしてはもちろんですが、世界で結果を残した選手達の言動はチーム内でもいい影響をもたらすのではと思いますし、スター選手のおかげで集客が増えるきっかけを掴むことも出来ると思います。あくまできっかけですが。
今期、名古屋グランパスが元ブラジル代表FWのジョーを獲得しましたが、その影響はどれほどなんですかね。セレソンにまた呼ばれそうでもある彼のプレーを生でみたいというサッカーファンは潜在的にも多くいるのではないでしょうか。潜在的ニーズをどう喚起するのか。そのような経営的側面でも、プレー面でも今年の名古屋は本当に楽しみです。
Jリーグの競技レベルを上げる、という点で考えればアジアサッカーのレベルを上げることは必要不可欠です。アジアの国々のレベルを引き上げる事で、Jリーグのクラブが、自分たちよりも互角かそれ以上の相手と戦う機会を増やせば、Jリーグのクラブのレベルアップに繋がります。単純な話、ACLがCLのような世界最強クラブを決める大会になれば、アジアのサッカーファンにしてみるとこれほど観応えのある試合はありません。
その上で、日本が1位である事が重要であると思うので、今期のACLも日本勢が連覇して欲しいと思います。ACLのマッチレビューはあんまりなさそうなので、それも記事にしてまた載せます。
最後に、スタッフという側面ですが、、、
スタッフの中でもクラブのフロントとして経営を司るみたいなところで、海外のクラブで活躍している日本人の話はあまり聞きません。自分も数えるぐらいにはそのような人を調べて見つけた事がありますが、ドイツに誰かそのような人がいるなら話を聞きたいですね。
自分はその分野で活躍するつもりなので、ドイツのサッカークラブでインターンできるようにいろんな可能性を探ってきます。また、その経験も記事に載せます。
それでは!
選手の「キャラ」が見えるクラブとは。~ETUとレスター・シティ~
こんちは。
今回は選手のキャラを見せるクラブとその効果について書き記したいと思います。
なんで、選手の個性について書き記すのかというと、先月、あるサッカーライターの方が「選手のキャラが光るリーグの方が見てて、面白いよねー。例えば、プレミアは各クラブのキャラクターが生かされてるけど、リーガは戦術に選手を当てはめた試合をしてる。レベルの高い試合がどっちかではなくて、見てる側としてはプレミアの方が見てて面白い。」といったような話をされてました。
これは新たな発見でした。
この時に、俺が真っ先に浮かんだ選手のキャラが光るクラブが2つありました。
一つが、漫画GIANT KILLINGのETUです。(笑)
漫画だから、、、と一蹴しないでください。
あのクラブは選手個々のキャラがこれでもかという程、光っています。
メンタルの弱い若手ボランチ、キャプテンとしての葛藤で揺れるベテラン、守備をしない王子様的司令塔、難しいシュートしか決めれないエース、、、
他にも読者が感情移入して応援できるたくさんの選手がいます。俺は個人的に世良が好きです。(笑)
そして、ETUというクラブは監督にも感情移入できるのがすごいところです。その監督こそが、クラブのレジェンド達海 猛。ETUが強かった時期のエースであり、日本代表の司令塔としても期待されたが、移籍先の海外クラブでの初戦で、選手生命を絶たれる大怪我を負い、現役引退した、、というまさに漫画の主人公のような、てか、主人公のキャラ背景があります。
そのレジェンドがETUに監督して戻ってくるということで、かつてのサポーターもスタジアムに戻ってきて、達海のもと、弱小クラブが快進撃を続ける、といったストーリーです。
なんで、ここまで感情移入できるんですかね。多分それは、選手個々や達海の背景が事細かに書かれており、その選手の苦悩・弱点を知ることで、読者が応援してあげたくなる、という仕掛けがあるんだと思います。
キャラの弱みを見せて、読者が感情移入できる余白を作ってるんだと思います。
あれ、、、??
なんか、現実世界にETUみたいなクラブなかったっけ、、、
は!!!
そうです。私が思い浮かんだ二つ目のクラブがレスターシティ。
2015/2016シーズンにプレミアを獲ったクラブですが、自分はその後も応援してます。
弱小クラブが快進撃を続けたというのが最もETUと酷似してる部分ですが、レスターはピッチ上で選手の個性がよく出ています。
3年前まで5部でプレーしていた快速エース、やたらとドリブルがうまいアルジェリア人アタッカー、めちゃくちゃ足遅いけど、ガチムチなCB、伝説的GKの息子であるGK、、、
冷静にキャラたちまくってませんか?普通に漫画にできそうです。(笑)
ただ、レスターの選手に対して感情移入できる理由はETUの時とは少し違う、と思っています。
選手個々のこれまでの人生の背景を知っており、彼らの苦悩を知っているから応援してあげたくなる、のではなく、ピッチの上で彼らの個性が前面に押し出されているからだと思います。
選手の個性にあった役割がうまく配置されており、それが一つのチームとしてハマった結果、勝ち星を重ね、注目を浴び始めました。
ETUもレスターも結果を残したから注目され始めた。結果を残さなければ意味がない!というのはその通りで、キャラだのなんだの書いてきましたが、スポーツの世界で注目を浴びるなら、まず試合に勝つ、ことしかないと思います。
ただ、自分はその後のサポーター側の話をしていて、それが瞬間的なブームで終わるのか、その後も応援し続ける、かの分かれ道には、どれだけサポーターが選手に監督にクラブに感情移入できるのかだと思ってます。そして、自分は感情移入できる要素の一つが「キャラ」なのではと思っています。
ETUのように、選手のキャリア背景を通した「個性」を見せて、感情移入させるのか、レスターのようにピッチ上のプレーを通した「個性」を見せて、感情移入させるのか。どっちでもいいと思います。てか、どっちもやればいいのに。
Jクラブでも選手のキャリア背景を漫画にして、それをスタジアムに来てくれた人に配れば、その後、サポーターになってくれる観客は増えるのではないでしょうか。ジャストアイデアだけど。(笑)
とりあえず、ジャイキリを1巻から読み直します。
日本サッカーの話をします。
こんちは。
初めまして。現在、大学3年生の学生です。
昔から、サッカー監督になりたくて、サッカーを続けてきました。
今の自分の夢は、Jリーグに所属し、男子サッカー日本代表のW杯優勝に貢献することです。
ブログを始めた理由としては、①自分の考えを残す手段として、②外部に自分の意見を発信する事でより多くの情報・機会を集めるため、の2点です。
そんな訳で、このブログでは、サッカーに関する様々な話題を取り上げ、それに関する自分の意見を発信していこうと思います。
テーマとしては、育成、スタジアム、試合分析、クラブ経営、大学サッカーなど、幅広く興味ある事を取り上げようと思っております。また、その対象として、ライター、クラブ経営者、Jリーグ関係者、監督、選手などの方とお会いして話した事もこのブログで発信していければと思います。お会いできない期間は自分の意見をだらだら簡潔に書きます。
また、自分は4月からドイツ留学をする予定でおり、現地では、インターネットからは得られないドイツのサッカー情報を得て、それもこのブログで記していこうと思います。日本との違い、差はなんなのか。ドイツで多くの人とお会いしながら、この疑問に対する自分なりの回答をここで発信していけたら良いですね。
サッカー、スポーツマネジメント、ドイツに興味ある方は是非、記事を読んでください。一緒に日本のサッカーを強くするための話し合いが出来ればと思います。